有水晶体眼内レンズ(フェイキックIOL)とは、レーシック(LASIK)などのレーザー近視手術が適応とならない強度近視の方を治療する方法です。
眼内レンズは白内障手術などに際して一般的に使用されていますが、近視や乱視を治すための有水晶体眼内レンズは、水晶体を残したまま(眼内)レンズを挿入する方法です。
当院で使用している有水晶体眼内レンズ(フェイキックIOL)は、虹彩支持型眼内レンズです(図:Ophtec社製アルチザンレンズ)。当院の担当医師は、オランダOphtec社による正式な使用免許状を2000年に取得した国内でも数少ない術者で、豊富な虹彩支持型眼内レンズの使用経験を有しています。

Ophtec社製アルチザン有水晶体眼内レンズ
日本国内の正式な使用免許状取得者は【 ophtec社HP 】上の、http://www.ophtec.com/eng/refrchr/users/asia/japan.htm(地図上の地域をクリック)に掲載されています。
当院担当医の名前はhttp://www.ophtec.com/eng/refrchr/users/asia/japan/kanagawa.htmで確認できます。
すばらしい治療効果が期待できる手術ですが、フェイキックIOLは熟練した技術を有する医師が厳重な適応基準のもとにおこなうべき手術であり、現時点で広く一般の方どなたでもが対象になる治療法ではありません。当院での対象者は、以下のとおりです。
*フェイキックIOLは、レーザー手術と比較して、長期間の経過観察が非常に重要です。
10年以上にわたり、最低でも年1回程度の診察が必要になるとご理解下さい。
局所麻酔の後、角膜に小さな切開創を作り、レンズを眼内に挿入します。Ophtec社製アルチザン有水晶体眼内レンズは、虹彩にレンズをクリップするように固定することで近視・乱視・遠視を治します。その後、眼内レンズを入れるために切開した白眼の部分を縫合して終了です。痛みの少ない手術で、時間は片眼約20分です。安全性の観点から、両眼を同時には手術しません。万が一、術後に眼内レンズに由来する問題が生じた場合には、その時点でレンズを取り外すことができます。

[ 手術方法 ]
手術をうける方の近視・乱視・遠視の程度にもよりますが、90%以上の方がメガネをかけないで0.5以上の視力を、約70%の方が1.0以上の裸眼視力を1回の手術で獲得できます。約60%の方が手術後にメガネをかけた最高視力が手術前よりもよくなる可能性があります。眼内レンズ手術だけで十分な裸眼視力が得られなかった場合は、残りをレーザー治療で追加矯正することもできます。
*本手術の適応に関しては十分に担当医師と相談するようにして下さい。