レーシックの実際

レーシックの安全性

誰もが一番心配なのは、治療の確実性または安全性でしょう。10年以上にわたる膨大なデータが、レーシックは臨床的に安全で有効な治療手段であることを証明しており、世界中で一般的におこなわれる治療法になった理由といえます。

眼科医がレーシック治療の安全性を確認する際は、治療前後で最高視力の変化がどの程度生じるかというデータを参考にします。仮に治療により問題点が生じた場合は、治療前の最高視力よりも治療後の最高視力が低下してしまうからです。

カールツアイスメディテック社製MEL80レーザー装置のデータは、以下の点で他社のレーザー装置データと比較して特筆に値するほど良好な結果が証明されています(米国食品医薬品局データ)。

  1. 約半数の方で、治療後の最高視力が治療前の最高視力よりもよくなる
  2. 1段階の視力低下が6%に認められたが、すべて術前1.5→術後1.2と軽微な変化であった
  3. 2段階以上の最高視力低下は0%であった

最高視力とは、眼鏡をかけた状態で出せる一番よい視力のことです。

1段階の変化とは、小数点視力が0.1だけ上がったり下がったりすることです。(例:1.0→1.2など)

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レーシック治療により失明してしまうとか、視力が著しく低下してしまうというような危険性はきわめて例外的なことが生じない限りありえません。しかし、すべての治療法がそうであるように、レーシックにもリスクがまったくないわけではありません。合併症には、頻度は1%前後とやや多いが自覚症状もなく、日常生活に支障をきたすことなく自然治癒してしまうもの(臨床的に治療の対象とならないもの)から、頻度は1万人に1人以下と極めて少ないが視力低下など見え方に影響を及ぼし角膜手術に至るものまで、様々な程度のものがあります。


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以下にレーシックにより起こり得るリスクや合併症の主たるものを記載します。

  1. 物の輪郭がシャープに見えなくなる(コントラスト感度の低下や不正乱視)
  2. 明るい場所、暗い場所など、状況よって見え方が変動する(夜間の視力低下)
  3. 夜間に対向車や電灯の光などがまぶしく感じる(グレア)
  4. 光源の周囲に光の輪が見える(ハロー)
  5. 眼が乾いた感じがする(ドライアイ症状)
  6. 細菌感染や炎症
  7. フラップの 下に角膜上皮細胞が入り込む(上皮迷入)
  8. フラップにシワが生じる(フラップ皺襞)
  9. 角膜の濁り(角膜混濁)

幸い、ほとんどの症状は3ヶ月〜6ヶ月以内に自然に消失し、いつまでも残ることは少ないとされています。一方、合併症によっては速やかに手術処置をおこなわなければならない場合もございます。合併症に関しては、適応検査の後にインフォームド・コンセントのための同意説明でさらに詳細にご説明致します。不明な点がありましたら担当医にお尋ねください。


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